【10日間ヨーロッパ旅⑦】パリで最も美しい最古のステンドグラス
皆さんどうも、ふらふらです。
今回はヨーロッパ弾丸旅行記の続きです。
世界遺産・ノートルダム大聖堂へ
ノートルダム大聖堂とは?
ノートルダム大聖堂はフランス語で「聖母マリア」の意味であり、ゴシック建築を代表する聖堂の1つです。
1163年に着工が開始され、竣工は1345年。以来7世紀以上の歴史を誇り、「白い貴婦人」とも称される白いボディが特徴です。
1991年、「パリのセーヌ河岸」の構成要素として世界遺産(文化遺産)に登録されました。
2019年の大規模火災
2019年4月15日、ノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生しました。
聖遺物の焼失は免れましたが、屋根の尖塔部分が崩壊し、建物への損傷は絶大でした。
パリの象徴とも言える建物に起きた悲劇は世界中で報道され、悲しむ人々の姿はまだ記憶に新しく残っています。
現在は2024年のパリオリンピックまでの再建が目指されているので、いち早くかつての姿を取り戻すことを願います。
実際に行った時の様子
朝のエッフェル塔を後にした僕は、トロカデロ(Trocadéro)駅から地下鉄に乗り、ノートルダム大聖堂の最寄り駅であるシテ(Cité)駅で下車しました。
シテ駅からノートルダム大聖堂までは、徒歩でおよそ5,6分。
こちらがノートルダム大聖堂。火災で燃え落ちたのは尖塔部分なので、写っている部分は損壊を免れています。
見上げるように撮影すると、凄まじい迫力があります。
入り口付近に出来ている行列に並び、聖堂の内部へと入ります。パリの町を見下ろせる塔への入場には10ユーロ(約1200円)が必要ですが、堂内への入場自体は無料です。
※現在は火災の影響で入場が禁止されており、再開の目途は立っておりません。口コミによると、バリケードがされており正面からの写真が辛うじて撮れる程度のようです。
聖堂内部。厳かな雰囲気に充ちています。
美しく巨大なステンドグラスの薔薇窓。
濃淡の異なる2つのステンドグラス。淡い色合いも儚げで趣が感じられます。
塔の見学は行わず、そのままサント・シャペル教会へと向かいました。
パリ最古のステンドグラス『サント・シャペル』
サント・シャペルとは?
サント・シャペルはパリのシテ島にあるゴシック様式の教会堂で、「聖なる礼拝堂」という意味です。
ゴシック建築の美しさを極めた傑作であり、パリ最古のステンドグラスを擁します。
ステンドグラスは教会の中で視覚的に最高に美しいとされており、群を抜いた規模と美しさを誇ります。
ひっそりと佇み一見地味だというギャップもまた魅力の1つ(?)です。
サント・シャペルへのアクセス
サントシャペルはノートルダム大聖堂の最寄り駅であるシテ(Cité)駅から近い場所にあり、セットで観光することが可能です。
僕の場合は大聖堂を訪れたので、1度シテ駅の方面へと戻ることになりました。
シテ駅の周辺で撮影。左奥に見える尖塔が、サント・シャペルの一部です。
サント・シャペルに到着しました。当日券購入用の入り口には長い行列ができており、10分程度並びました。厳しめの荷物検査を済ませて敷地内に入ります。
チケット代は10ユーロ(約1200円)。パリ・ミュージアム・パスを使って入場することも可能です。
ステンドグラスで有名な教会堂の外観。この中に一体どんな景色が待っているのか、期待が膨らみます。
これぞパリ1番のステンドグラス!
それでは、いざ堂内へ。
まずは1階部分にある像とステンドグラス。パリで一番美しいと言われるステンドグラスは2階にあるので、期待しつつ階段を上がります。
―刹那、眼前に飛び込んで来たのは、想像以上に圧巻の景色。
大きい。それがまず始めに思った事でした。ステンドグラス1枚1枚の面積がとにかく大きく、そして近い。
巨大なステンドグラスが並ぶ圧巻の光景。視界一杯にステンドグラスが広がる景色は、人生で初めての経験です。
花のように散りばめられたステンドグラスもまた圧巻。まさに「ステンドグラスの間」といった感じです。
皆さんが列に並んで観光に来るのも納得の美しさでした。
■サント・シャペル
営業時間:4月~9月 9:00~19:00 10月~3月 9:00~17:00
休館日:1月1日、5月1日、12月25日
住所:8 Boulevard du Palais, 75001 Paris, フランス
入場料:10ユーロ
次回、ルーヴル美術館へ
ノートルダム大聖堂、サント・シャペルの2か所の観光の所要時間は1時間15分程度。双方ともに素晴らしい場所でした。
特にサント・シャペルのステンドグラスは噂に違わぬ壮麗さで、今までに見た数々のステンドグラスの中でも、圧倒的に印象に残っています。
次なる目的地はパリ観光の目玉の1つ、ルーヴル美術館です。興味がある方はぜひチェックしてみてください!