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【海外】1泊500円の宿にありがちなこと。

どうも、ふらふらです。

 

今回はタイトル通り、「1泊500円」の海外宿についてのお話です。

 

海外旅行でバックパッカー向けの宿を探す際、国によっては1000円以下、500円程度の宿がヒットする事があります。

 

エクスペディアやBooking.com等のサイトで見た事がある方もいるのではないでしょうか?

 

確かに非常に安くて魅力的ですが、慣れていないと「本当に大丈夫か?」と思うはず。

 

この記事では僕が実際に泊まってきた500円の宿で経験した事柄について、皆さんにシェアしたいと思います。

 

特に、海外の安宿にチャレンジしてみたい方は、ぜひ参考にしてください。

 500円宿であった事①「オーナーが適当」

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 タイの500円宿に泊まった時の話です。

 

それまで泊ってきた宿は基本的に受付(Reception)があり、そこのスタッフにチェックインをお願いする形でした。

 

しかし、このタイの宿には、いわゆる受付がありません。

 

一軒家のような見た目の宿に足を踏み入れると、長机とソファーがあり、男性がスマホを弄りながらソファーに寝転がっていました。

 

男性はスマホを弄り続けており、僕達が入っても特に反応を示しません。

 

「ん? 誰か入って来たけど……まあいっか」的な。

 

その時、他の宿泊客(スタッフ?)が通りがかって、「彼がオーナーだよ」と教えてくれました。

 

するとオーナーが急に立ち上がり、「Hi !」と挨拶したかと思うと、ニコニコと受付を始めます。鬼の切り替え。

 

全体的にシステムが緩み切っており、とにかく適当な宿でした。嫌いじゃないですけど。

 

チェックアウトも鍵をその辺のテーブルに置き、オーナーにSNSで一言送るというこれまた斬新なスタイルでした(笑)

 

500円宿であった事②「風呂がバケツ式」

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ネパールで泊まった宿の話です。

 

この宿の見た目は500円と思えないほどの立派さで、部屋も個室(2人)という素晴らしい環境でした。

 

ただ一つ、風呂の環境を除いては。

 

ここで風呂に入る際のルールとしてはまず、ホテルのスタッフ(家族経営)に風呂に入る旨を伝えます。

 

それから15分~20分ほど、たぶんお湯の準備をしているのでしょうか、見た事のない機械を使って風呂に入るための環境を整えます。

 

スタッフからのOKが出てバスルームに入ると、バケツがポツリと置かれていました。

 

使えるお湯の量にも制限があったため、寒い季節だと少し辛いかもしれません。

 

余談ですが、スタッフの服を含め全ての洗濯は「桶でゴシゴシスタイル」で、自給自足感を味わえるワイルドな宿でした。

 

500円宿であった事③「娘さんと仲良くなる」

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これも先ほどのネパールの宿の話です。

 

家族経営と書きましたが、基本的に宿泊客とスタッフの距離が近いです。

 

僕達が泊った際はオーナーである両親が忙しかったようで、ほとんどの手続きを娘さんに行ってもらいました。

 

学校に行きながら家業を手伝う、15歳ほどの子です。

 

観光情報等も快く教えてくれ、「今日は学校が休みだから」と町を案内してくれました。

 

地元民でないと難易度の高い小さなバスに乗ったり、おすすめスポットを紹介してもらったり…

 

僕達だけでは為し得なかった、充実した観光体験となりました。

 

将来の夢等を喜々として話してくれたのも良い思い出です。

 

形式としては普通の宿ですが、感覚としては民宿やホームステイのような感覚でした。

 

500円宿であった事④「猫が住み着いている」

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エジプトで泊まった宿の話です。

 

エジプトのカイロには多くの猫が住んでおり、この宿も例外ではありません。

 

宿の受付は古いビルの5階か6階にあったのですが、使われていない階段部分に数匹の野良猫が住んでいました。

 

人慣れしていない猫でしたが、ホテルの中に迷い込んでくることも。

 

 かわいい猫ではあるのですが、如何せん場所が場所であるため、衛生的ではありません。

 

階段に続く扉からは、糞のような臭いもしていました。

 

また、この宿で驚いたことがもう一つ。

 

それは自らの手で扉を開けるタイプのエレベーター(写真↓)。

 

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今に壊れそうな空気感満載で、使うたびにヒヤヒヤしました(笑)

 

とはいえ、部屋自体は500円とは思えない綺麗な作りで、概ね満足の宿でした。

 

500円宿であった事⑤「シャワーがほぼ雨」

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これは500円の宿に限らず、海外の多くのゲストハウス、値段の高いホテルでも普通にあることです。

 

言葉の通り、シャワーの勢いがほぼ雨。

 

もしくは幅数センチの滝でしょうか。

 

海外の水回りに日本のクオリティーを期待しては駄目ですね。

 

夏は大きな問題にはならないのですが、冬場には心もとない水量です。

 

空調設備の甘い宿でシャワーを浴びると、凍え死にそうになります(笑)

 

安宿に泊まる時、最も覚悟が必要なのは、シャワー設備とトイレかもしれません。

 

最後に

いかがでしたか? どの宿も個性的で、総合的には良い経験となりました。

 

注意点としては、500円のホテルだからと言って、部屋やサービスのクオリティーが必ずしも低いわけではないことです。

 

 

国や地域ごとに物価は異なりますし、ヨーロッパの500円宿とアジアの500円宿ではまた意味が違ってきます。

 

物価の安い地域では1000円以下で一人部屋に泊まることも十分可能ですし、そういう意味では2000円以上のドミトリータイプより良いかもしれません。

 

実際に500円以下の素晴らしい宿をいくつも経験したという知り合いもいます。

 

 

安くて良い宿を見分ける絶対的な手段は存在しませんが、口コミからある程度のヒントが得られるのは確かです。

 

値段にとらわれず、口コミから多角的に宿の姿をイメージすることをおすすめします。

 

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皆さんが格安で素晴らしい秘境宿に泊まれますように。