【10日間ヨーロッパ旅⑪】寝台列車Thelloでパリからベネチアへ!予約方法も掲載
皆さんどうも、ふらふらです。
今回のヨーロッパ旅行記は、4カ国目のイタリアに突入します。目指す都市は水の都として有名なベネチア。
まずは移動に用いた寝台列車について、予約方法や乗車体験をシェアしたいと思います。
夜行列車Thello(テロ/セロ)
今回僕が利用したのは、パリとイタリアの各都市を結ぶ夜行列車Thello(テロ/セロ)。
パリ~ミラノ~ベネチアという世界的な人気観光地を繋ぎ、シーズンを問わず多くの観光客に利用されている列車です。食堂車も併設されており、本格的な鉄道旅が楽しめます。
ホテル代が浮くだけでなく、起きたらそのまま目的地に着き行動を開始できるのも、夜行列車ならではのメリットです。
おすすめの予約方法
レイルヨーロッパを利用して予約
1つ目の予約方法は、僕がロンドン→ブリュッセルへ移動する際に利用したレイルヨーロッパを利用する方法です。
出発地に「パリ」、目的地に「ベネチア」とカタカナで入力し、乗車日を選択すれば便が表示されます。
日本語で操作できるため簡単に予約ができ、座席クラスの指定も簡単です。モバイルチケットを選択すれば、スマホの画面を提示するだけで乗車することもできます。
■レイルヨーロッパ(夜行列車テロ)
https://www.raileurope-japan.com/train/thello-796
Thelloの公式ページから直接予約
Thelloの公式ページから直接予約することもできるので紹介します。ちなみに僕はこの方法で予約しました。
出発地に「France」の「Paris」を選択し、目的地に「Italiy」の「Venice Santa Lucia」を選びます。
目的地は「Venice Mestre」でも構いませんが、「Venice Mestre」の場合は降車後、いわゆるベネチアである「Venice Santa Lucia」まで1駅分移動しなければならないため注意が必要です。
座席クラスの選択については、料金の項目で説明します。
所要時間および料金
パリからベネチアまでの所要時間は、およそ14時間です。19時ごろにパリを出発し、翌朝9:00~9:30頃にベネチアに到着します。
料金は早割などの変動もあるため一概には言えませんが、仮に2020年1月24日(金)発の便を見てみると、以下のようになっています。
■レイルヨーロッパ …最低料金8100円~
■Thello公式サイト …最低65ユーロ(約7950円)~
わずか150円程度ですが、Thello公式サイトのほうが安くなっています。
また、最低料金となるのは、簡易寝台のクシェットが備え付けの6人部屋の場合です。Thello公式サイトの料金表からわかるように、クラスによって料金が変わります。
・クシェット6人部屋(男女混合)
・クシェット4人部屋(男女混合)
・普通寝台3人部屋(男女別)
・普通寝台2人部屋(男女別)
・プレミアム寝台
クシェットの場合は洗面台が部屋の外にありますが、普通寝台であれば洗面台やアメニティーがあり、簡単な朝食が付くなどの違いがあります。
クシェットと普通寝台の料金は1500~2000円程度しか変わらないので、僕は3人部屋の普通寝台を利用しました。(※当時のチケット代は75ユーロ)
出発駅と車内の様子
それではいよいよThelloに乗り込みます。乗車場所は巨大ターミナルのリヨン駅(Gare de Lyon)。奇しくもFlixBusでパリに到着した場所の近くです。
フランスにはリヨンという地名がありますが、リヨン発の列車が出るためリヨン駅と呼ばれるそうです。
リヨン駅の構内の様子。時間の余裕が少なかったので、駅員の方にホームの場所を訪ねました。無事乗車完了。
車内の様子。3人部屋でしたが僕の他には誰もおらず、1人占めすることができました。
寝台はソファーベッドのようになっていて、寝るときに倒します。
部屋に備え付けの洗面台。部屋の中で顔を洗ったり、歯を磨くことができるので便利です。
最後に
人生で初めての夜行列車でしたが、(僕ひとりだったこともあり)思った以上に快適で、夜行バス等に比べるとずいぶん疲れが取れました。ホテル代のことを考えると移動費も安く、Thelloで移動して本当に良かったと思います。
予算に余裕のある方は、プレミア寝台を利用するのもおすすめです。プレミア寝台の部屋にはトイレとシャワーも付いているので、より快適な列車の旅が楽しめます。
パリからベネチアへの移動を考えている方、特に費用を抑えたいと考えている方には、おすすめの移動方法です。
今回の話はこれにて。海の向こうにベネチアの街並みが見えてきました。
次回はベネチア半日観光です。